フリーランス案件を選ぶとき
月単価だけを見ていませんか?
月80万円でも毎月220時間働くなら
時給も生活の余裕も下がります。
月70万円でも残業が少なく
AI開発や上流工程を経験できるなら
次の単価につながる可能性があります。
僕自身
初めて入ったフリーランス案件で
単価だけを見て後悔しました。
この記事では
動画で話した4つの地雷サインを
面談で確認できる質問へ落とし込みます。
- 精算幅が月150〜200時間
- 業務内容と関係なくスーツを指定される
- コスト優先で、言語・認識合わせを支える体制が弱い
- 理由や代替策がないままAI開発ツールを禁止している
これらは実態を深掘りするためのサインです。合理的な事情がある場合もあるため、面談で理由・実績・運用を確認してください。
地雷案件は、単価の高さだけでは見抜けない
案件票には
高単価、大手企業、長期、リモート可など
良い情報が先に書かれます。
一方で困る情報は
短い備考にしか書かれていないことがあります。
- 実際の平均稼働時間
- 残業が発生する理由
- チームの離職状況
- 仕様決定と責任分界
- 開発環境とAI利用ルール
案件票だけでなく
面談で数字と事例を確認する必要があります。
特徴1:精算幅が月150〜200時間
一般的な月160時間前後に対し
150〜200時間という精算幅なら
実際の稼働を確認してください。
僕が最初に入った案件も
150〜200時間の募集でした。
実際は月210〜220時間ほど働く月があり
毎日2〜3時間ほど残業していました。
問題は上限200時間そのものではなく
上限付近まで働くことを
最初から前提にしているかです。
面談で聞く質問
- 直近3か月のチーム平均稼働時間は何時間ですか?
- 200時間を超えたメンバーは何人いましたか?
- 残業が発生する主な理由は何ですか?
- 納期が厳しいとき、スコープと人員をどう調整しますか?
- 超過精算と休日対応はどう扱われますか?
「忙しい時期もあります」ではなく
平均と最大の数字を聞いてください。
月単価80万円でも220時間働けば
実質時給は大きく下がります。
学習や営業へ使う余白まで含めて判断してください。
特徴2:業務内容と関係なくスーツを指定される
動画では
スーツ指定を注意点として挙げました。
僕はSES経由で大手工場の案件へ入り
スーツで出勤した後に
作業着へ着替えてパソコン作業をした経験があります。
ただし
スーツ指定だけで悪い案件とは断定できません。
顧客対応、金融機関、セキュリティエリアなど
合理的な理由がある場合もあります。
確認したいのは服装そのものより
職場文化と業務の実態です。
- なぜスーツが必要なのか
- 開発チームも毎日対象なのか
- 形式的なルールを改善できる文化か
- 利用技術と開発プロセスはどうなっているか
- エンジニアが提案・設計へ参加できるか
スーツ指定と同時に
ソースコードへ触れられない、Excel作業だけ、改善提案が通らない
という状態ならキャリア面で注意が必要です。
手取り12万円だったブラックSESの1日でも
当時の現場を紹介しています。
特徴3:コスト優先で、意思疎通を支える体制が弱い
動画では
外国籍メンバーとの開発で
認識違いが起きた経験に触れています。
問題はメンバーの国籍ではありません。
多国籍チームでも
共通言語、仕様書、レビュー、ブリッジ役が整っていれば
高品質な開発はできます。
危険なのは
人件費を下げることだけを目的にチームを作り
意思疎通を支える仕組みに予算を使っていない案件です。
- 専門用語を含む共通言語が決まっていない
- 要件や受け入れ条件が文章化されていない
- 翻訳・通訳・ブリッジ役がいない
- 仕様の決定者が不明確
- 予算も納期も足りない
面談で聞く質問
- チームの共通言語は何ですか?
- 要件・設計・受け入れ条件はどこへ記録しますか?
- 認識違いが起きたとき、誰が最終判断しますか?
- コードレビューとQAは誰が担当しますか?
国籍ではなく
コミュニケーション設計へ投資しているかで判断してください。
特徴4:理由や代替策がないままAI開発を禁止している
CursorやClaude Codeを使える案件は増えています。
一方
機密情報、契約、顧客データ、規制の都合で
利用を制限する案件もあります。
金融、医療、行政などでは
合理的な制限が必要な場合があります。
注意したいのは、
- 禁止理由を誰も説明できない
- 安全に使うための検討をしていない
- 承認済みツールや代替環境がない
- AI活用の学習機会もない
- 手作業の非効率を改善する計画がない
という案件です。
AIを使えない期間が長いと
AIへ要件を渡し、出力をレビューする経験も積めません。
面談で聞く質問
- AI開発ツールの利用方針はありますか?
- 禁止理由は何ですか?
- Enterprise契約や閉域環境など代替策を検討していますか?
- コード補完、チャット、エージェントのどこまで利用できますか?
技術名だけでなく
企業がリスクと生産性をどう考えるかを見てください。
案件面談で確認する10項目
- 直近3か月の平均・最大稼働時間
募集要項ではなく実績を聞きます。 - 残業が発生する理由
一時的な繁忙か、慢性的な人員不足か確認します。 - 前任者の退場理由
増員か、短期離職の補充か聞きます。 - 開発と保守・テストの比率
実際に積める経験を具体化します。 - 意思決定者
仕様が曖昧なとき誰が決めるか確認します。 - コードレビュー体制
レビュー担当と基準があるか確認します。 - AI・開発ツールのルール
理由と利用範囲まで聞きます。 - リモート・服装・出社の理由
業務上必要か確認します。 - 契約更新と終了通知
終了条件と通知期間を確認します。 - 期待される成果
最初の1〜3か月で何を達成すべきか聞きます。
複数案件を比較する
案件を1件だけ見ていると
条件の良し悪しを比較できません。
エージェントを複数社比較し
精算幅、単価、役割、技術、AI利用可否を並べてください。
エージェント案件の単価を1.5倍に上げる方法でも
比較方法を解説しています。
まとめ:地雷サインは、断るためではなく質問するために使う
注意したい4つのサインは、
- 精算幅が月150〜200時間
- 業務内容と関係なくスーツを指定される
- コスト優先で、意思疎通を支える体制が弱い
- 理由や代替策がないままAI開発を禁止している
です。
文字だけを見て断るのではなく
背景と実績を質問してください。
今月の報酬だけでなく
健康、時間、スキル、次の単価まで含めて
案件を選ぶことが大切です。
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