フリーランス更新 2026年4月29日6

ブラックSESを抜け出して月単価100万円を狙う方法

手取り12万円のブラックSESから、フリーランスエンジニアとして月単価100万円超えを目指すために、環境選び、実務経験、案件変更、個人案件の順番を解説します。

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ブラックSESで手取り12万円。開発ができると思って入ったのに、実際はテスター、Excel作業、コールセンター、携帯販売に近い仕事ばかり。

この状態で「あと数年いれば開発できるようになる」と言われても、本当に信じていいのか不安になるはずです。

結論、ブラックSESを抜け出したいなら、根性で耐えるより 実務経験を取りに行く環境変更 を優先したほうがいいです。さらに月単価100万円を狙うなら、エージェント案件で80万円前後まで上げたあと、個人案件と信頼構築まで進む必要があります。

この記事は、YouTube動画「【ブラックSES】社畜SES手取り12万円から月単価100万円超えのフリーランスエンジニアになるまでのすべてをお話します」の内容を、検索で悩んでいるエンジニア向けに再構成したものです。

動画では、未経験からブラックSESを経て、フリーランス月単価100万円超えに至るまでの実体験を話しています。

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この記事を3行で解説

ブラックSESを抜け出す最優先は、今の会社で耐えることではなく、開発経験を積める環境へ移ることです。

月単価80万円までは、実務経験を積み、案件を変えることで比較的狙いやすくなります。

月単価100万円を超えるには、技術力だけでなく、個人案件で信頼を作り、直で仕事を任される状態を作る必要があります。

ブラックSESで消耗する人が最初に見るべき危険サイン

ブラックSESで一番危ないのは、給料が低いことだけではありません。

本当に危ないのは、エンジニアとしての実務経験が積み上がらないことです。

動画では、最初のIT転職で手取り12万円、年収200万円前後、ボーナスなしの状態からスタートした話が出てきます。しかも、プログラミングスクールでRuby on Railsを学んだにもかかわらず、現場では開発ではなくテスター業務。工場へスーツで出勤し、作業着に着替え、レガシーな画面のスクリーンショットをExcelに貼る日々だったと語られています。

この状態で何が問題かというと、半年働いても「開発者として何を作れるようになったのか」が残りにくいことです。

危険サインは次のような状態です。

  • 未経験歓迎と言われたのに、開発ではなくテストや雑務ばかり
  • 使っている技術が古すぎて、次の転職で説明しづらい
  • いつ開発案件に入れるのか聞いても、明確な答えが返ってこない
  • 営業や社長が「若いから数年待て」としか言わない
  • 家に帰って勉強しても、実務経験として語れる材料が増えない

この状態で「とりあえず3年いれば市場価値が上がる」と考えるのは危険です。時間だけが過ぎて、職務経歴書に書ける開発経験が増えない可能性があります。

ブラックSESを抜け出す答えは、我慢ではなく環境変更

SESで働くこと自体が悪いわけではありません。

問題は、今いる環境で開発経験が積めるのか、次のキャリアにつながるのか、という一点です。

動画では、入社後2〜3ヶ月で「この案件にいても未来がない」と判断し、転職を決意した流れが語られています。ここで重要なのは、ただ会社の悪口を言って終わったわけではないことです。

日中の作業は、Excelのショートカットキーなどで効率化し、余った時間でCloud9を使ってポートフォリオを作る。つまり、ブラックSESの環境に文句を言うだけでなく、次の環境へ移るための証拠を作っていたわけです。

ブラックSESから抜けるときに必要なのは、次の3つです。

  1. 今の現場で開発経験が積める可能性を見極める
  2. 可能性が薄いなら、転職活動に必要な材料を作る
  3. 開発経験を積める会社へ移り、実務経験を作り直す

特に未経験から入ったばかりの人ほど、「今辞めたら経歴が傷つくのでは」と考えがちです。

でも、開発経験が積めないまま1年、2年と過ごすほうが長期的には傷になります。短期離職よりも、エンジニアとして説明できる経験がないことのほうが厳しいです。

手取り12万円時代にやるべきこと

手取り12万円の状態で一番きついのは、お金が少ないことだけではありません。

お金が少ないうえに、未来につながっている感覚がないことです。

だからこそ、最初にやるべきことは「今の業務を早く終わらせて、次のキャリアに必要な時間を作ること」です。

動画では、Excel作業をショートカットで効率化し、1時間かかっていた作業を30分に短縮して、その余った時間でポートフォリオ開発を進めた話が出てきます。

これを今の時代に置き換えるなら、やることは次のようになります。

やること目的
現場作業を効率化する勉強と転職準備の時間を作る
ポートフォリオを作る未経験ではなく、作れる人として見せる
職務経歴書を更新する今できることを言語化する
開発案件のある会社に応募する実務経験を積める環境へ移る
面談で現場内容を確認する同じ失敗を繰り返さない

ここで大事なのは、勉強量を増やすことではなく、転職に使える成果物を作ることです。

Progateを何周したかより、何を作り、どんな技術を使い、なぜその設計にしたのかを説明できるほうが評価されます。

SESからフリーランスになるまでの現実的なロードマップ

ブラックSESからいきなり月単価100万円は狙いにくいです。

まずは、開発経験が積める会社へ移り、そこで1年ほど実務経験を積む。その後、フリーランスエージェントを使って独立する。この順番が現実的です。

動画内でも、ブラックSESの後にGo、Vue.js、TypeScriptを使う開発会社へ移り、先輩とペアプロに近い形で実務経験を積んだ流れが語られています。その経験があったから、フリーランスとして最初に月単価51万円からスタートできたわけです。

ロードマップにするとこうです。

  1. ブラックSESで未来がないと判断する
  2. ポートフォリオと職務経歴書を整える
  3. 開発経験を積める会社へ転職する
  4. 1年ほど実務で開発経験を積む
  5. フリーランスエージェント経由で月単価50〜60万円を狙う
  6. 案件を変えながら月単価70〜80万円まで上げる
  7. 個人案件を取り、直で仕事を任される信頼を作る
  8. 月単価100万円以上の仕事を任されるポジションを取りに行く

この順番を飛ばして、実務経験が浅いまま高単価案件だけを狙うと、面談で落ち続けたり、案件に入ってからしんどくなったりします。

まずは、開発経験を積める環境へ移ること。次に、フリーランスとして単価を上げること。最後に、個人案件で信頼を作ること。

この順番で考えると、ブラックSESからでも現実的に伸ばせます。

月単価80万円までは案件変更で上げやすい

フリーランスエンジニアとして最初に狙うべき壁は、月単価80万円です。

動画では、フリーランス初期の月単価は51万円。その後、1年に1回は案件を変えることを意識し、10万円ずつ単価を上げて、70万円まで到達した流れが語られています。

同じ現場で単価交渉をすることもできます。

ただ、月単価50万円で入った人が、同じ現場で急に60万円、70万円に上げてほしいと言っても、相手からすると「なぜ?」となりやすいです。

一方で、案件を変えると、次の現場では最初から「この人は月単価60万円の人」「この人は月単価70万円の人」として見られます。

だから、フリーランス初期は案件変更が単価アップに効きやすいです。

ただし、ただ転々とすればいいわけではありません。

  • 次の案件で語れる実績を今の案件で作る
  • 技術だけでなく、チーム内での立ち回りも説明できるようにする
  • 1年ごとに単価を上げる前提で、職務経歴書を更新する
  • 面談で「なぜ単価が上がるのか」を説明できる状態にする

案件変更は逃げではなく、単価を上げるための戦略です。

ただし、3ヶ月ごとに理由なく変えると信用が落ちます。1年単位で成果を作り、次の案件で単価を上げる。このくらいが現実的です。

月単価100万円を超えるには、個人案件で信頼を作る

月単価80万円までは、エージェント案件と案件変更で狙いやすいです。

でも、月単価100万円を超えるところからは、ただ技術力を上げるだけでは足りません。

動画で強調されているのは、個人案件を取ることです。最初は5万円、10万円規模の小さな業務効率化案件でもいい。そこで経営者や事業者と直接つながり、信頼を積み上げることが、最終的に大きな案件につながります。

実際に動画では、個人案件で知り合った顧客から、ECサービスのPMを月70万円で任され、1年後には100万円、さらに現在は130万円級の仕事につながった流れが話されています。

ここが重要です。

月単価100万円は、単に「コードが書ける人」に払われる金額ではありません。

事業の責任者に近い立場で、任せられる人に払われる金額です。

だから、次のような力が必要になります。

  • 顧客の課題を聞き出す力
  • 小さな業務改善を提案する力
  • 5万〜10万円の案件を最後までやり切る力
  • 期待値を調整し、継続的に信頼される力
  • 技術を事業成果に接続して説明する力

このあたりは、技術記事を読むだけでは身につきません。実際に人と話して、案件を取り、納品して、信頼を積む必要があります。

時間の切り売りから抜ける考え方は、フリーランスエンジニアが時給1万円を超えるには、時間の切り売りをやめるしかない でも詳しく整理しています。

ブラックSESから月単価100万円を狙う行動リスト

今ブラックSESで消耗しているなら、いきなり独立を目指すより、まず30日単位で動いたほうがいいです。

最初の30日でやることは、今の環境の見極めです。

  • 開発案件に入れる可能性があるか確認する
  • 今の業務で職務経歴書に書けることを整理する
  • 足りない技術を1つだけ決める
  • ポートフォリオのテーマを決める
  • 転職先で何を確認すべきかリスト化する

次の60日で、転職材料を作ります。

  • ポートフォリオを1つ完成させる
  • GitHubを整理する
  • 職務経歴書を書く
  • 開発経験が積める会社に応募する
  • 面談で「開発案件に入れるか」を確認する

そして90日以降は、開発経験を積める環境へ移ることに集中します。

ここで無理に副業や個人案件まで手を出す必要はありません。まずは、エンジニアとしての土台を作ることが先です。

その後、実務経験が積めてフリーランス化できたら、案件変更で単価を上げ、月5万〜10万円の個人案件を取りにいく。この順番で進めると、ブラックSESからでも月単価100万円への道筋が見えます。

よくある質問

Q1. ブラックSESでもすぐ辞めないほうがいいですか?

開発経験が積める見込みがあるなら、短期で判断しすぎないほうがいいです。ただし、数ヶ月たってもテスターや雑務ばかりで、いつ開発に入れるか明確に答えてもらえないなら、転職準備を始めたほうが現実的です。

Q2. SESからフリーランスになるには何年必要ですか?

目安としては、開発実務を1年ほど積んでからフリーランス化を検討するのが現実的です。ただし、年数だけではなく、どんな技術で、どんな役割を担当し、どこまで一人で説明できるかが重要です。

Q3. 月単価100万円に一番必要なのは技術力ですか?

技術力は必要ですが、それだけでは足りません。月単価100万円を超えるには、顧客の課題を理解し、事業側の責任に近い仕事を任される信頼が必要です。個人案件や直契約で小さく信頼を作ることが大きな差になります。

Q4. 最初の個人案件は何を狙えばいいですか?

最初は5万円〜10万円の業務効率化案件で十分です。GAS、スプレッドシート自動化、LINE通知、簡単な管理画面、既存業務の自動化など、顧客が明確に困っている小さな課題から始めるのが現実的です。

まとめ

ブラックSESを抜け出すために必要なのは、今の環境でひたすら耐えることではありません。

今の会社で開発経験が積めないなら、実務経験を取りに行く環境へ移る。手取り12万円で消耗しているなら、現場作業を効率化し、ポートフォリオと職務経歴書を作る。開発経験を積める会社に移ったら、1年ほど実務で力をつけ、フリーランスとして月単価50万円、70万円、80万円を狙う。

そして月単価100万円を超えたいなら、エージェント案件だけで終わらず、個人案件で経営者や事業者と直接つながることです。

最初は5万円、10万円の小さな案件で構いません。そこで信頼を作れば、より大きな仕事を任される可能性が出てきます。

ブラックSESで終わるか、月単価100万円を狙えるエンジニアになるかは、才能よりも順番で決まります。

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Author

Seiya Hirata

エンジニア向けに、フリーランスの単価、AI時代の働き方、個人開発と受託開発の収益化を発信しています。

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