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フリーランス独立

ブラックSESで手取り12万円だった僕が、月単価100万円超えのフリーランスエンジニアになるまで

高卒・元公務員・完全IT未経験から、ブラックSESで手取り12万円のテスターを経験し、月単価100万円超えのフリーランスエンジニアになるまでにやったことを実体験ベースで整理します。

著者: Seiya Hirata8分で読了

フリーランスエンジニアは
ちゃんと実務経験を積んで、案件の選び方を間違えなければ
月単価60万〜80万円ぐらいは現実的に狙える
かなりコスパの良い仕事だと思います。
ただ、そこで終わる人も多いです。

この記事では、僕が
ブラックSESで手取り12万円だったところから
開発経験を積める環境に移り
フリーランスで月単価60万〜80万円を作って
そこから月単価100万円超えに進むまでの流れを話します。

僕の場合も、最初から特別な経歴があったわけではありません。
高卒で、最初の仕事はITとまったく関係ない公務員。
18歳で公務員になって、19歳で辞めて、
そこから1年ぐらいフリーターをしていました。

そこからエンジニアになって
今では月単価130万円ぐらいの案件もいただいています。
こう書くと、なんか綺麗な成功ルートに見えるかもしれません。
でも実際は、全然そんな感じではなくて
最初のIT転職は手取り12万円のブラックSESでした。

しかも開発案件ではなく
Excelにスクショをペタペタ貼るだけのテスター案件です。
正直、当時はかなりむかついていました。
もし今、

手取りが低いSESで消耗している。
開発経験が積めない案件に入れられている。
フリーランスになったけど、月60万〜80万円あたりで止まっている。
こういう状態なら、かなり参考になると思います。

動画でも同じ内容を話しています。
ただ、文章では流れを追いやすいように、時系列で整理していきます。

動画では、未経験からブラックSESを経てフリーランス月単価100万円超えに至るまでの実体験を話しています。

動画で聞きたい人はこちらです。
記事では、要点を順番に整理して書いていきます。

YouTubeで開く

公務員を辞めたあと、稼げる仕事を探していた

元々、僕は18歳で公務員になりました。
ただ、19歳で辞めました。
当然、周りからは言われます。
「公務員になったら一生安泰なのに、なんで辞めたん?」

家族にも、親戚にも、友達にも
そんな感じで見られるわけです。
これ、めちゃくちゃむかつくんですよね。

だから当時は、かなりシンプルに
稼げる仕事って何があるんやろう
ぐらいの感覚でYouTubeを見ていました。
そこで出てきたのが
フリーランスエンジニアになれば月収80万円、年収1000万円を狙える
みたいな動画です。

別に当時の僕は
「社会を変えたい」とか
「エンジニアとして世界にインパクトを出したい」とか
そんな意識高いことを考えていたわけではありません。
ただ、自分で稼げる力をつけたかったんです。

今でこそ、エンジニアが稼げる仕事だという認知はあります。
でも当時の僕からすると
正直、ほんまかいなと思っていました。
とはいえ、ITが伸びるという話は納得できたので
プログラミングを勉強しようと決めました。
ここが僕のエンジニア人生のスタートです。

ただ、当時は何から始めればいいかなんて
全然わかっていませんでした。
だから、とりあえずスクールに話を聞きに行ったんです。

80万円のスクールに入り、2〜3ヶ月で就職した

プログラミングを勉強しようと思ってから
いくつかスクールの無料相談を受けました。
その中で、約80万円ぐらいするプログラミングスクールに
まんまとクロージングされました。
そこでRuby on Railsを勉強しました。

ただ、僕はスクールをじっくり最後までやってから
転職活動をしたわけではありません。
フリーターのまま勉強だけしているより
勉強しながらでも転職できるなら
早く現場に入った方がいいと思っていました。

当時、Wantedlyみたいなサービスに登録すると
「未経験歓迎」と書かれた会社からスカウトが来ることがありました。
経験ある人なら、この時点でなんとなく分かると思います。
僕はスクールに入って2〜3ヶ月目ぐらいで
未経験歓迎の会社に就職しました。

そして、そこがゴリゴリのブラックSESでした。

手取り12万円で、Excelにスクショを貼っていた

最初のIT転職で、僕の手取りは12万円でした。
年収でいうと200万円あるかないか。
ボーナスもありません。
エンジニアになったら稼げると思っていたのに
現実は想像していたものと全然違いました。
しかも、仕事内容は開発ではありません。

未経験歓迎と言いながら
実際にはテスト案件に入れられる。
下手したらコールセンターや携帯販売に回される。
SESでは、こういう話は珍しくないと思います。
僕の場合は、工場系の案件でした。

スーツで出勤して、工場で作業着に着替えて
パソコンで作業して、帰るときにまたスーツに着替える。
いや、何のためにスーツで来てるん?
って感じですよね。

やっていた仕事も
他の人が作ったレガシーなシステムの画面を確認して
スクショをExcelに貼っていく作業でした。
テストコードを書くわけでも
仕様を考えるわけでもありません。
ただ画面を触って
エビデンスを残すだけ。
それを半年やっていました。

要するに、エンジニアになったはずなのに
市場価値が上がる仕事をほとんどできていなかったんです。

「あと6年テストやれば開発できる」と言われた

最初の1ヶ月は
初めてのIT転職だったので、まあ頑張ろうと思っていました。
でも2ヶ月目ぐらいから
さすがに違和感が出てきます。
これやってて、本当にエンジニアになれるんか?

未経験からエンジニアを目指している人って
最初に実務経験を積めるかどうかに命をかけると思います。
なのに、自分がやっているのは
開発とはほとんど関係ないテスト作業です。
このままだと開発経験が積めない。
そう思って、自社の担当営業に聞きました。

「開発案件にはいつ行けるんですか?」
でも、まともに取り合ってもらえませんでした。
SESの営業全員がそうだとは言いません。
ただ、当時の僕には
エンジニアのことを人ではなく商品として見ているように感じました。

黙って現場に入って、黙って働いておいてください
みたいな空気です。
これが、めちゃくちゃむかつきました。
さらに社長にも聞きに行きました。
当時の僕は19歳です。

すると、こう言われました。
「平田くんはまだ若いから、あと6年ぐらいこのテスト案件をやってくれたら開発できるようになるから、気長に頑張って」
いや、普通に終わってますよね。

今振り返っても
あの言葉をそのまま信じていたら、かなり危なかったと思います。
もし当時、その社長の言葉を鵜呑みにしていたら
月単価100万円を超えるどころか
ずっと都合よく使われていたかもしれません。

だから3ヶ月目ぐらいで
この案件にも、この会社にも未来はないなと思いました。
このときに、僕はかなりはっきり思いました。
会社の言う「そのうち成長できる」を
そのまま信じたら危ないなと。

その環境で本当に市場価値が上がっているのかは
自分で見ないといけません。

昼の作業を早く終わらせて、ポートフォリオを作った

とはいえ、むかついているだけでは何も変わりません。
僕がまずやったのは
目の前の作業を早く終わらせることです。
当時やっていたのは
Excelにスクショを貼る作業でした。

なので、Excelのショートカットキーをめちゃくちゃ覚えました。
それまで1時間かかっていた作業を
30分で終わるようにしました。
そして、余った30分でポートフォリオを作りました。

当時はAWS Cloud9という
ブラウザ上で開発できるエディターがありました。
会社のPCからシークレットモードでCloud9に入り
そこでこっそりポートフォリオを作っていました。
今みたいにAIがあるわけではありません。

ちゃんと一つひとつコードを書いていました。
もちろん、会社のルール的にアウトな場合もあるので
同じことをおすすめするつもりはありません。
ただ、当時の僕はそれぐらい追い詰められていました。
家に帰ってから勉強すればいい。

それは正論です。
でも、手取り12万円で
昼間に市場価値の上がらない仕事をして
帰ってからだけ頑張るのはかなりしんどいです。
だから僕は、昼の仕事を効率化して
その中で時間を作りました。

結果的に、半年のIT経験とポートフォリオを持って
もう一度転職活動をすることになります。

2社目で、やっと開発経験を積めた

次に入った会社は、かなり良かったです。
バックエンドはGo。
フロントはVue.jsとTypeScript。
しかも、先輩と僕の2人で
ペアプロみたいな形で開発できる現場でした。

これは本当に大きかったです。
ブラックSESでエビデンス作業をしていた頃とは
まったく違います。
ちゃんとコードを書いて
先輩からフィードバックをもらって
実務で開発経験を積める。
ここでやっと
エンジニアとしての市場価値が上がり始めた感覚がありました。

1年ぐらいちゃんと開発をやると
最初の頃よりはだいぶ自信がついてきました。
もちろん、一人前だったとは言いません。
でも、少なくとも開発案件でやっていく土台はできたな
という感覚はありました。

ちょうどそのタイミングで先輩が辞めることになり
僕も次に進むことにしました。
その後、上京して
フリーランスエンジニアになる流れになります。
要は、最初の会社でずっと我慢していたから
フリーランスになれたわけではありません。

ちゃんと開発経験が積める環境に移ったから
次の選択肢が見えてきたんです。
ここまでは、ブラックSESから
開発経験を積める環境に移るまでの話です。
ここからは、フリーランスになったあと
どうやって単価を伸ばしていったかを話します。

フリーランス初案件は月単価51万円だった

フリーランスになって最初の案件は
月単価51万円でした。
最近だと、いきなり70万円ぐらいで独立する人もいるので
そういう人を見るとすごいなと思います。
ただ、僕にとっては51万円でもかなり大きかったです。

会社員時代の手取りは20万円ぐらいでした。
そこから月単価51万円になったので
収入のインパクトは普通に大きいです。
テンションも上がって
1Kなのに家賃13万円ぐらいする
道玄坂のど真ん中に住んだりしていました。
今思うと、かなり浮かれていました。

でも、ここで終わると
ただ「会社員より稼げるようになりました」で終わってしまいます。
僕がそこから意識していたのは
どうやって単価を上げていくかです。

月単価80万円までは、案件を変えれば上げやすい

フリーランスになってからは
1年に1回は案件を変えるように意識していました。
もちろん、同じ現場で単価交渉することもできます。

でも、今まで50万円で契約していた人が
急に「60万円にしてください」と言っても
相手からすると、なんで?となりやすいです。

それよりも案件を変えるタイミングで
最初から「自分は月単価60万円です」
「70万円です」というキャラで入った方が
単価は上げやすいです。
僕も最初のフリーランス2年目ぐらいまでは
このやり方で単価を上げていました。

案件を変えて10万円上げる。
また案件を変えて10万円上げる。
そうやって月単価70万円ぐらいまで上げました。
スキルセットとしては
Go、Vue.js、TypeScriptあたりです。

正直、実務経験があって
案件選びを大きく間違えなければ
フリーランスエンジニアは月単価80万円ぐらいまでは
狙いやすいと思います。
単価を上げること自体は、めちゃくちゃ大事です。
ただし、ここで止まる人が多いです。

でも100万円を超えるには、エージェント案件だけだと限界がある

僕の感覚では、ここから先が少し違いました。
80万円までは案件を変えることで上げられても
100万円を超えるには、別の動き方が必要でした。
もちろん、エージェント案件だけで
月単価100万円を超える人もいます。

ただ、僕にとって突破口になったのは
個人案件でした。
僕はフリーランスエンジニアの仕事をしながら
個人で案件を取るようにしていました。
業務効率化の案件を取ったり
Lステップを勉強したり
マーケティングを勉強したり。

要は、エージェント経由の案件だけに依存せず
自分でお客さんとつながる動きもしていたんです。
ここで勘違いしてほしくないのは
最初から大きい案件を取りに行ったわけではないということです。
最初は5万円とか10万円ぐらいの
小さな案件です。

でも、この小さな案件が
後からかなり大きな意味を持つようになります。

小さな個人案件で、直接お客さんとつながった

エージェント案件は、独立初期にはかなり助かります。
営業しなくても案件を紹介してもらえるし
月60万〜80万円の安定収入を作りやすい。
これは普通に強いです。

ただ、エージェント経由だと
基本的には自分とお客さんの間に誰かが入っています。
マージンも取られますし
お客さんとの関係性も直接は積み上がりにくいです。
一方で、個人案件は違います。

小さな業務効率化案件でも
直接お客さんと話します。
最初から営業が得意だったわけではありません。
知人経由だったり
SNSで発信したり
身近な事業者の困りごとを聞いたり
かなり泥臭くやっていました。
でも、そこで課題を聞いて、提案して、納品する。

この経験をすると
エージェントから紹介された案件に入るだけでは見えなかった
稼ぎ方が見えてきます。

小さな信頼が、大きい仕事につながった

個人案件で一番大きかったのは
お客さんとの信頼が積み上がったことです。
ちゃんと仕事をすると
「この人にもっとお願いしたい」
と思ってもらえることがあります。
僕の場合も、個人案件をいくつもやる中で
信頼してくれるお客さんと出会いました。

その延長で、ECサービスのPMを
毎月70万円で任せてもらうことになりました。
最初は70万円でしたが
1年間ちゃんと仕事をしたら100万円になるという話でした。
今では130万円規模のPM案件も任せてもらっています。

これって、いきなり大きな案件を取りに行ったからではありません。
最初は小さな仕事を取って
そこでちゃんと成果を出した。
その積み重ねで
大きい仕事を任せてもらえるようになったんです。

ただし、時間の切り売り案件を足すだけでは限界が来る

ここで一つ、誤解してほしくないことがあります。
僕が言っているのは
単に夜や土日に作業案件を詰め込もうという話ではありません。
例えば、月20万円、30万円の副業案件を取って
平日夜や土日に稼働する。
もちろん、それで一時的に収入は増えます。

でも、それがただの時間の切り売りなら
働く時間が増えているだけです。
本業でエージェント案件をやって
夜も土日も別の時間売り案件をやる。
これだと、どこかで体力的に限界が来ます。

僕が大事だと思っているのは
ただの作業者として稼働を足すことではありません。
お客さんの課題を聞いて
売上を上げる、コストを下げる、事業を前に進める。
そういう仕事の仕方に寄せていくことです。

ある程度の規模のお客さんであれば
エンジニアに月100万円払うことは
そこまで特別なことではありません。
大事なのは
そういうお客さんと直接つながれているかどうかです。

ここまで僕の流れを話してきましたが
今いる場所によって、次にやるべきことは変わります。

今ブラックSESにいる人は、まず環境を疑った方がいい

もし今、ブラックSESで消耗しているなら
まず環境を疑った方がいいです。
「あと数年テストをやれば開発できる」
「若いから今は我慢しろ」
「未経験だから仕方ない」

こういう言葉を、そのまま信じすぎない方がいいです。
もちろん、未経験から始める以上
最初から理想の開発案件に入れる人ばかりではありません。
最初は多少きつい環境を経験することもあります。

でも、半年経っても、1年経っても
開発経験が積めないままなら
その環境に居続ける意味はかなり薄いです。
厳しいことを言うと
会社はあなたの市場価値に責任を持ってくれません。

あなたが市場価値の上がらない作業を続けていても
会社は案件に入れて売上が立てばそれでいいわけです。
だから、自分で判断する必要があります。
今の仕事で市場価値は上がっているのか。
半年後、1年後に
ちゃんと開発経験が積めていると言えるのか。

ここを見ないと、普通に時間だけが溶けます。

すでに安定収入がある人は、小さく直接案件を取ろう

一方で、すでにフリーランスとして
月60万〜80万円ぐらい稼げている人は
次に小さな直接案件を取りにいくのがいいと思います。
いきなりエージェント案件を全部やめて
個人案件だけで食べていこうとする必要はありません。

むしろ最初は
フリーランスエンジニアとして安定した収入を作りながら
並行して小さな個人案件を取る方が現実的です。
月5万円でも、10万円でもいいです。
自分で案件を取って
最後までやり切る。
これを経験すると
見える世界が変わります。

僕自身も、今は個人案件のお客さんから
毎月単価の形でお金をいただいています。
個人開発でも、最近は売上40万円ぐらいまで伸びました。
ただ、最初から全部できたわけではありません。

ブラックSESで手取り12万円だった頃に
このままではまずいと思って動いた。
開発経験が積める環境に移った。
フリーランスになって案件を変えながら単価を上げた。
そして、エージェント案件だけに依存せず
小さな個人案件で信頼を積み上げた。

この積み重ねです。

まとめ

完全IT未経験から月単価100万円超えを狙うなら
大事なのは、いきなり大きいことをやることではありません。
まず、開発経験を積める環境に移る。
次に、フリーランスになって
案件を変えながら月単価60万〜80万円を狙う。

そのうえで、エージェント案件だけに依存せず
小さくてもいいので直接案件を取る。
この順番です。
もちろん、単価を上げることは大事です。
ただ、それだけで終わると
結局は時間の切り売りから抜けにくいです。

これからちゃんと稼ぎ続けたいなら
開発スキルだけではなく
お客さんの課題を聞いて、売上を上げる、コストを下げる、事業を前に進める
そういう仕事の仕方が必要になります。

今ブラックSESにいる人も
月60万〜80万円で止まっているフリーランスの人も
まだ全然間に合います。
ただ、何も考えずに今の環境に流されるのはやめた方がいいです。
ここまで読んで

「自分は今の会社を辞めるべきなのか」
「どのタイミングでフリーランスになればいいのか」
「個人案件って、具体的にどこから取ればいいのか」
このあたりで迷う人も多いと思います。
僕自身も、最初から全部分かっていたわけではありません。

公式LINEでは、ブラックSESから抜けるための考え方や
フリーランスエンジニアとして単価を伸ばす方法
小さな個人案件の取り方についても、もう少し具体的に話しています。
今の働き方に違和感がある人は
よければ一度見てみてください。

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